子供の才能を潰す大人

子育て

「常識」とはいったい何なのか?

今回は「子供の才能を潰す大人」ということがテーマです。

実は、学校にもいろいろな先生がいらっしゃること、また耳にした様々なエピソードから、ふと考え込んでしまった内容があり、またそれは、子供達にとってもとても大切なことだと思うので、今回書いてみることにしました。

エピソードの一つ目。

ある授業参観の日、それは美術の時間のことでしたが、先生は生徒たちに「お好み焼き」の絵を描かせようとしたそうです。

先生は、そこで生徒たちに、「さあ、お好み焼きの中にはどんな具が入っていますか?」と尋ねました。

生徒たちは、手を挙げて元気に「キャベツ!」「卵!」「豚肉」など、思いついた具材を発表していきます。

ある生徒が「家では作らないけれど、お好み焼き屋さんでチーズが入っているのを見たことがあるから『チーズ』」と答えたそうです。

それを聞いた先生はなんと・・・「う~~ん、それはないなあ」と言ったのです。

途端にその教室の空気は一変。

楽しい雰囲気がうってかわってシーン・・・となりました。

そのあと、いくつかの具の名前が出てきて、生徒たちは「お好み焼き」の絵を描くことになったのですが・・・

描いた子供たちの絵は、どんなものだったと思いますか?

皆がほぼ同じような具材でできた「お好み焼き」を描き、変わり映えのしないみ~んな似たようなものだったと言います。

ここで問題なのは、なぜ教師が「それはないな」という発言を子供に向けたのか、子供の芽を摘むような言葉をなぜ平然とすることができたのか、せっかく楽しそうにして思いを巡らせていたのに創造力や可能性を閉じるような行為をしてしまったのか?

実際、その先生の言葉の後、生徒たちの顔から笑みは消え、その場の雰囲気は一瞬凍りついたのだそうです。

可能性というものを引きだすはずの教師が、先生に気に入られようとして無難な絵しか描かないつまらない子供にしてしまっている、と思わずにいられない出来事です。

子供の素晴らしい発想を伸ばすことが大切

またこれは教育現場で有名なエピソードで語り継がれているようですが、あるテストの問題で「氷が解けたら何になりますか?」というのがあったそうです。

「水になる」が正解ですが、ある生徒は「春になる」と書いて、バツになりました。

ですが、この時の対応が素晴らしかったのは、このバツをつけたことが教育者間で問題になり、「子供の伸びる発想を摘んではいけない」という教訓として、語り継がれるようになったという事実です。

先の美術の先生も、のちの保護者会で指摘を受け、「子供の芽を摘み取るような教師にだけはなりたくないと思っていたのに、長い教師生活の中で自分がそんな教師になり下がっていた」と、深く反省をされたそうです。

子供はほめられたくて生きている

子供は、親や祖父母や、周囲の大人たちや、先生などに、もしかしたら「ほめられたくて生きている」のかもしれませんね。

「よくやったね」

「上手だよね」

「ありがとう、助かった」

そのようにほめられることで、嬉しいし、楽しいし、「もっとほめられたい」と思い、毎日イキイキ楽しく生活していけるのかもしれません。

幼い頃は、ほぼ家族、「お母さんの存在」がとても大きいはずです。

また、子供のほめ方で気を付けなければいけないことがあります。

一つは「他の子よりいい成績をとれて偉いね。」というほめ方と、もう一つは、「あなたの優しいところが大好きよ。」というほめ方があった場合。

運動会で一等賞になったら、あるいは他の子よりいい点数を取ったから、というのはその子のすべてをほめている事ではないのに、そのようなほめかたをしていた自分を振り返り、とても反省したりしています。

そんな条件があるようなほめ方は不要で、「あなたは伸び伸びしていて、思いやりがあるからお母さんは大好き。」

それだけでよかったのだと思います。

幼少時から、「あなたが大好き」と言われ続けた子供は、その成長過程や大きくなってからであっても、何らかのアクシデントや、人がストレスを感じるような場面においても、そう言われ続けなかった子供と比較してとても強く、少しのことでへこたれないのだそうです。

「アレコレをしなさい」「早くしなさい」「もっと頑張らなくちゃ」

これらの言葉は、「あなたが大好き」という言葉の前では何の意味もなく、何の効果も発揮しないことがわかりました。

この世に生を受けたその日から、子供に伝わるように、しつこいと思われてもいいから「あなたが大好き」の言葉を毎日、言い続けていてもよかったなあ、と思っています。


まとめ

子供をまるっと受け止めて愛すること、「あなたのことは何があろうとお母さんは愛し続けるからね」という気持ちで向き合うのが、どんな教育内容にも負けない本物の家庭教育になると思います。

イキイキとした子供の姿を見られれば、子育てもどんどん楽しくなっていきますよね。

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